坂牧建築計画工房の事務所2階の大きな南面開口部に外付けブラインドを取り付けました。
事務所外壁は軒のないボックスタイプで外壁も屋根と同じ素材のガリバリウム鋼板です。
建設から既に20年経過しても錆一つ無く耐候性は抜群です。
日射遮蔽の方法として電動オーニングを採用し使っていました。
そのドイツ製オーニングのマルキルックスもテント地が雨や埃で黒ずんで来ていました。
オーニングの欠点はテント地を巻き込んだ際に雨露を含んでいた場合そのままずっと格納した場合
テント地が次第に黒ずんできてしまう点、経年劣化でテント地のジョイントにしわが出来て解れる点、
また直上の日射は遮ってくれるものの西日で太陽高度が低くなるとオーニングと窓との
隙間から日差しが差し込んできてしまう点です。
そこで以前も設計で何件か使用している外付けブライドへの交換となりました。
商品名はオスモ＆エーデル株式会社のWAREMA（ウ”ｱレーマ）。
カラーは差し色のレッドやグリーンも考えましたが無難なダークシルバーに落ち着きました。
この商品に至った最大の理由は2間幅（3640mm）を1本で設置可能な点に尽きます。
幅2間の長さでも電動昇降はとてもスムーズに作動します。
地球温暖化は益々深刻化し、夏場の日射遮蔽はとても重要となり設計でも夏場対策が鍵となります。
内部のカーテンやブラインドは窓ガラスの内側での遮蔽で非効率となり、
すだれや外付けブラインドのように窓ガラスの外側での遮蔽が理想です。
今回の改修では2階での工事となる為、足場工事、電気工事、解体工事、取付工事と4日間を要しました。
工事と同時に型複層ガラスだったものをトーメイLow-Eガラスの日射遮蔽タイプに交換しましたので
今後は内部の横型ブラインドも撤去する予定です。
オープンハウス 飯田市白山通り ガレージハウス 12月3日（土）、4日（日）