木質バイオマスエネルギー

2021年2月19日  •  By  •  0 Comments

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日々の住宅設計で薪ストーブを新築で使ってみたいというご希望のクライアントさんも多くいます。
果たして薪ストーブはどれだけ大変なのか。果樹園農家でないのにどうやって薪を確保するのか。
エアコン、ファンヒーター、床暖房と違ってどれだけ暖かいのか。
燃料コストは安くなるのか。
そういった疑問に自身も検証すべく
薪ストーブを置く為に我が家を4帖増築しネスタ―マーチンを設置しました。
何をやるにも道具からというセオリー通り、薪棚、チェーンソー、エンジン薪割機、果ては軽トラまでも。
あれから8年。
危なっかしくぎこちなかったものの次第に板につき今では中径木も倒せるように。
軽トラは監理業務にはとても重宝していて狭い工事現場でもスムーズに駐車可能です。
天竜川上流河川事務所の公募型河道内樹木伐採に『下市田クリーンエネルギーチーム』名で応募して3年目となりました。
以前薪ストーブを導入したクライアントさんと一緒に伐採作業をおこなっています。
河川内環境美化、地域自然エネルギーの利活用、地域の身近な河川への意識向上を目的としています。
薪ストーブを導入した結果の私見です。薪の確保は実際とても大変です。果樹園の方や市町村の希望配布、とにかく知り合いに声掛けをしておくことが一番です。
作業は実際とても大変で伐採、運搬、薪割り、棚積でやっと作業終了となります。しかしチェーンソーの手入れ、ガソリン、チェーンオイル抜き
と、とにかく手間が掛かります。焚く時間が少なく、炎を楽しみたい方は割高ではありますが薪の配達も利用可能です。
薪は灯油換算で冬の1シーズン平均5万円程の節約と考えた場合、ストーブ-エアコン購入費とすると約15~20年で元を取る計算となります。
イニシャルコストからすると灯油ファンヒーターやエアコンの方がはるかに安価という計算結果となります。
二酸化炭素増加に伴う地球温暖化防止として低炭素社会実現を叫ばれる今日ですが、CO2発生源の40%は電力等エネルギー転換です。
自然バイオマスエネルギーを使用するという環境配慮の精神に勝るものはありません。
薪ストーブにはそれに加えて部屋の隅々まで、体の芯まで心地いい暖かさを味わえます。
導入後薪づくりに精を出し数年で作業に疲れ、しばらくお休み、そしてまた再開というケースも多いです。
薪は冬場の運動不足解消を兼ねたタダで手に入る自然エネルギー燃料、という大義もありながらも
年を重ねるごとに少々動きも鈍い傾向にありますがしっかり汗をかいて来年の冬に備える薪づくりです。
作業後の揺らめくオーロラ炎を眺めながらの一杯のつもりが、ついつい二杯に。
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事務所ではペレットストーブも使用しています。
機種はさいかい産業製RS-4型。この機種はトップ部でお湯を沸かせ加湿することが可能です。
しかも強制ファンも無く部屋中の空気を強制的に回すことなく自然対流を行う完全輻射熱タイプ。
自動着火もタイマーも無いとてもシンプルな造りですが、それが返って薪ストーブに近いことから導入を決定。
ペレット原料は自然木質バイオマスエネルギー。
樹皮、林地残材、製材端材を原料とし地域での地産地消産業としても貢献しています。
しかし正直なところ原料のペレット価格は安価では無く、1kW当たり暖房出力の燃料費は13.6円。
ファンヒーターの灯油代、エアコン電気代と比較すると概ね150%という計算値となります。
しかしながら薪ストーブと同様、脱炭素型社会実現への意識向上としての使用が何より重要です。