Cafeのようなちょうどいい自分サイズの家

DSC_1608内部は限られた面積の中で視覚的に少しでも広く感じられるような工夫が随所にあります。
ほとんどの建具は天井までの高さでオープンにすると壁面に収納されます。
押入収納は床からリフトアップされていて建具は上吊式となっていて下枠は見えません。
壁面に間接照明とすることでより広々感があります。
TV台は繊細な横格子のオリジナルな一品です。
ありがたいことに協力業者の木製建具屋にチャレンジしてもらい製作してくれています。
リビングのアクセント壁はモルタル風左官壁で手仕事の痕跡を味わえます。
DSC_1582-3外壁にはSOLIDOを使用しました、住宅では初採用となりました。
SOLIDOには独特の風合いの白華現象があり、それがまたいい味わいになっています。
製品の出始めに比べてこの白華の入り具合がちょうどいい感じになってきたようです。
ただこのSOLIDOですが、下地に合板が必要です。
よって外壁は4寸柱の外にハイベストウッド+W断熱の外断熱+通気胴縁+耐水合板+SOLIDOと板類は
実に4重張にもなります。
SOLIDO自体の存在感がありますからサッシもブラックだと重くなり過ぎ、庇と共にシルバーで適度なアクセントとなって建物を締めています。
ネーミングの通りのカフェ風のシンプルで存在感のあるエレベーションとなっています。
DSC_1598ステンレス製オリジナル物干し竿
せっかくのスタイリッシュな建物でテラスの物干しが既成品では寂しいね。
ということで急遽製作としました。
スチールで塗装のつもりでいたらステンレスで作ってくれました。感謝!
デザインも綺麗でとてもいい感じに仕上がりました。
DSC_1600最近好んでいる杉板打放し仕上げの塀です、雨ダレでコンクリート面を汚すことのないように天端と側面に水勾配をとった溝の樋を作って流れ落ちます。
土間とステップは事務所定番のコンクリート打放しです。
タイルを貼ると剥がれたりコストも上がりますよとご了解貰いますが、実際はステップや土間先端が
浮いたように見せるため、実際は基礎屋泣かせといつも現場で言われています。
基本方針として、腐朽と防火の観点から外壁には天然木は使用しません。
今回は軒天と2階外壁のサッシの間はそれらの影響の無い範囲で無垢のベイスギ材を使いアクセントとしています。
玄関だからやはり雨樋は欲しい、でも既製品では小庇ではデカ過ぎ、鉄板加工のミニマムサイズです。