TKhouse 地盤調査

2019年9月17日  •  By  •  0 Comments

2019-09-13 09.24.10豊丘村で建設が始まる TKhouse の地盤調査を行いました。
支持層までの深さは1m~1.8mと良好な結果が得られました。
9月1日の防災訓練の日に以前設計した下市田区民会館に於いて地質学者の松島信幸先生の講演がありました。そこで高森町の段丘は天竜川東側の豊丘村側のプレートが西側の押し出してできた全て断層崖であること、その押し出した硬い層の上に過去に堆積した御嶽の噴火物等が堆積した軟弱層があり非常に崩落しやすい地質だということです。そういえば断層は殆どが天竜川を境にして西側に集中しています。ちょうどこのTKhouseを設計中でもあったので、天竜川東側の豊丘村の地盤は西側の高森町の地盤に比べて地震時の揺れは少ないのかを講演の後で先生に直接お聞きしました。豊丘村のある天竜川左岸側は地層の出来た年代も古くしかも硬いのは事実だそうですが、いつも高森町の地震時の震度が大きく出るのは地震計が置かれているのがその断層崖の真上にある高森町役場、しかも建物2階という非常に揺れの大きい場所にあるのが原因とのお話でした。何はともあれ近いうちに来るであろう東南海地震に備えて地震に強い家を設計する責任と地震に対する備えが必要性を強く感じました。